ゆがみが症状の原因と思っていた
体の痛みや症状は全て体のゆがみが原因で、そのゆがみを整えると症状は良くなる。そう信じて今まで治療をしていました。
ストレートネックだから首に痛みが出る。
猫背だから腰が痛くなる。
反り腰だからギックリ腰を繰り返してしまう。
本気でその様に考え、ゆがみを整えるため、ゴリゴリマッサージをしたり、バキバキ関節を鳴らす矯正をしてきました。
きっちりゆがみを整え、「よし、これで大丈夫。」そう確信して患者さんの治療を終える。
3日後来院した患者さんの体を観察するとゆがみが戻っている。
「これは、自分の技術不足のせいだ」そう自分に言い聞かせ、前回よりもっと精密に力を加えて矯正しました。
それでも、数日後にはゆがみがまた戻っている。
自分にはセンスが無いんだ、この仕事は向いていないんだ。
いつからか、そんな考えがずっと頭の中にありました。
ゆがみは悪ではない
そんな時、とあるセミナーに参加しました。(今は詳細を明かせませんが、いづれはお伝え出来ると思います。)
そこで、「疾病利益」(しっぺいりえき)という教えを学びました。
疾病利益とは症状を出すことで必ず体は得をしてるという考えです。
今までは、体のゆがみは悪いものだ、真っ直ぐに綺麗な姿勢が良いのだと勝手に決めつけてきました。
でもそうではありませんでした。
例えば、お腹が痛い時は自然と猫背になりますよね。これは内臓の負担を軽減する為に自然と体をかがめてくれています。
これを無理矢理真っ直ぐにしたらどうでしょうか?
余計に体はおかしくなってしまいます。
でも、私はずっとこれを患者さんにしてきてしまいました。
もう反省しました。
お電話ありがとうございます、
なかひら整骨院でございます。